２０２２年１月から３月まで（放送終了）
TBS系列火曜日夜１０時から

企画
宮崎真砂子、中西真央

脚本
岡田惠和

演出
岡本伸吾、石井康晴、村尾嘉昭

音楽
大間々昂

エンディング
Perfume「Flow」

出演
清原果耶、稲森いずみ、藤原さくら、石田ひかり、他
間宮祥太朗、菊池風磨（Sexy Zone）、橋本じゅん、他


各局の冬ドラマが最終回を終えてしばらく経ちますが、今になって、もう一度見たいって思い始めた作品です。
ボディーブローのようにじわじわと沁みてきたのかも。
恋愛ドラマというより人間ドラマ。
岡田作品は、こういう「人っていいな」って思わせてくれる作品が多いですね。
心がきれいになるというか・・・。

ヒロインの清原果耶ちゃん、美人なせいか顔の動きが硬いところはありますが、なんか魅力的ですね。
空手がよく似合う。
これから演技がどんどん上手くなるかもしれないけど、そうなったとしても、今の、潔い、芯が一本通ったような感じは無くしてほしくないなあ。

相手役の、一発屋ミュージシャンを演じる間宮祥太朗さんの存在感は、他のドラマでも充分知っていましたが、今回も実力発揮。
ライバルの、小さなハウスクリーニング会社社長（ヒロインの幼馴染）役の菊池風磨さんが、ここまで演れるとは思ってませんでした。思わぬ収穫（笑）
やんちゃな三枚目のようで、純で一途な青年を好演。ドラマの狂言回しでもありました。

ヒロインが育った児童養護施設の施設長役の稲森いずみさん、ハウスクリーニングの顧客で中途失聴者役の石田ひかりさんなど、ベテランの女優陣が巧い。

音楽を生み出す時にも、恋愛や人間関係においても「心が動く」ことの大切さを実感させられるドラマでした。
笑福亭鶴瓶さんがご自身の番組で『涙を流しながら見ていた』って仰ってた意味が、最近少しずつわかり始めてきたところです。
自分が投げやりな気持ちになっている時に見ると、立ち直れるきっかけになるかもしれないなあ・・・っていう作品でした。