馬に関係のない話でちょっとティータイムです。
やはり白、芦、栗、青(青鹿)が別の場所にある遺伝子だという辺りが説明がムズイ。
そんなわけで三毛猫の話をします。ねこの話。
三毛猫はほとんど全部メスです!
あなたの周囲で「あ、三毛猫だ!」と思ったらその子はメスです。
なぜでしょう。
男は性染色体がXYで、女はXXだ。 という話を聞いた事がお有りでしょうか?
(性染色体とは、人間でいうと23番染色体です。)
♂はX染色体とY染色体を1個ずつ持っている。[X,Y]
♀は両親から共にX染色体をもらってX染色体を2個持っている。[X,X]
お父さんは男性だから[X,Y] お母さんは女性なので[X,X]ですね。
子供を作るとき、お母さんからはXが来ますね。Xしかないですから。
お父さんからはYが来れば[X,Y]で男の子になって、Xが来れば[X,X]で女の子。
これはネコにも言える事なのです。
オスネコ[X,Y] メスネコ[X,X]
さて、三毛猫の三毛とは「白、黒、茶」の3色を差しますねー
そして、「茶」と「黒」を出す遺伝子はX染色体に載っています。 ここ重要!
「白ブチ」を出すのは違う染色体に載ってます。どこか忘れました(゚∀゚)
つまり!
三毛になるには「白ブチ、茶、黒」遺伝子を全部持っている必要があるわけで、
Xが2個ないとムリなんですよ!
片方のXには茶が載ってて、もう片方のXには黒が載っていないとダメ。
そのうえで白ブチの遺伝子も持っていれなければ三毛にならないんです。
オスはXを1個しか持ってませんからね、茶と黒を同時に持っているはずがないんです。
だから三毛猫はメスなのです!
かわいいですね三毛猫。近所にいます。あいつメスですね。
でもたまにオスがいるんですねー 3万匹に1匹だそうですよ。
それは「性染色体が3つある」という染色体異常。
[X,X,Y]
というオス。 Yがあるとオスになりますから、これはオスです。
どちらかの親から性染色体を2本もらった場合です。もう片方と合わせて3本。
このオスが、2個のXにそれぞれ茶、黒を持っていた場合、加えて白ブチも持っていた場合、
三毛猫のオスです。2000万円で売れます。誰が買うんでしょうねw
人間にもXXYの男性はいます。クラインフェルター症です。ほとんど健康だそうです。
逆に性染色体が1本しかない。
X1個のみ。 [X,-] という女性もいます。Yがないから女性です。
これはターナー症です。ほとんど健康です。
でも[Y,‐]は死産です。
同じ1個でもXは重要な役割を持ち、Yは対して重要じゃないのです。
Xがないととても生きていられませんが、Yが無くても健康って、男っていったいw
ダウン症は21番染色体を3本もつ染色体異常です。
うん、何だかまじめな話に。
なにが言いたかったかというと、馬の毛色を左右する芦とか栗とかも一緒で、
どっちも持ってないとか両方持ってるとかあるわけです。
茶と黒は、もとは同じ遺伝子です。[茶,黒]とか[茶,茶]とかあるわけですが、
白は別ですね。
[白,茶]とかはないのです。
あえて言うなら[白,白][X茶,X黒]と分けて書く。(これ三毛猫。)
まぁ、、それが言いたかった日記でした。
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