ベストマイウェイ（牡３）栗東・石坂正厩舎
父 Point of Entry 母 Hug It Out（BMS:Medaglia d'Oro）
2017 OBS March 2yo Training にて Narvick 社が＄675,000 にて落札。
馬場オーナー名義だが半持ちか？とかそんなことまでは知らない。
… 。
本馬の特性が一気に開花したのでは？と思わせるのが前走の重馬場で施行された京都ダ1800Mの自己条件戦で、それまでの番手・先行からの競馬から一変、ほぼほぼ最後方から豪快にマクリ差しを決めた芸当。
1000Mの通過が61.5秒というのは馬場を考慮すればそれほど速いということはない。実際、好位からロス無く進めた馬が２着３着の競馬だった。そんな中で１頭だけ距離ロス上等！で大外ブン回して長く良い脚を使い、それの使い出しが早いにも関わらずそれでもレース上がりを1.0秒上回り、次位とも0.9秒だから、１頭だけちょっと違ってた。しかも、それが前が圧倒的な、重馬場の京都ダ1800Mでの出来事という。
今回のレース、人気のルヴァンスレーヴもそんなに前にグァッとした感じの馬ではないし、もともと先行脚質の馬もソコソコいるし、さらにこの脚抜きの良い馬場。当然に前掛かりの競馬になって不思議なく、ワンターンの東京ダート1600Mで決め脚勝負になるようなら… 出番があっていいと思うけどね。土曜競馬も基本は前が有利なのはそれはそうだが、展開次第では追い込めた馬も実際にいた。
いずれにしても、この馬が差しの回るというなら、デビュー戦〜６戦目までのダラダラした感じは全部無しにしちゃって、通算７戦目の「前走のみ」だけの評価で良い。これまでとはまったくの別の馬なので。
（下の画はベストマイウェイの配合表）
並ぶ字面が Point of Entry に Medaglia d'Oro て… 生産者も、そしてノーザンも、もしかして芝を目指したのかなぁ〜、な気がしないでもない。それでも、 Roberto に Mr.Prospector に Special だから、本邦の競馬でお馴染み Nashua≒Nantallah のフリオーソ的ニアリークロスで、それこそ砂競馬の潜在能力はあった。
しかし、本馬の場合はそのゴリゴリの砂向きのパワーが表現されたタイプではなく、むしろ母方の影響が強いように思える。母自身は Sir Ivor と Seattle Slew のナスキロ血脈のクロスで、El Prado の母 Lady Capulet が Attica≒Tom Fool２×２、本馬の３代母 Fantastic Look が Flaming Page≒Tom Fool３×３という。
先に書いた、本邦の砂競馬向きのパワーを下地に、それ向きの機動力とストライドを備えて、それこそ今回の「ワンターンの東京ダート1600Mで脚抜きの良い馬場」というのはベストな条件ではないかな？
ま、毎度のアレじゃぁないですかね？レースが終わってみたら「馬場オーナーでした」とか「ここ一番はノーザンかよ」とか「やっぱりＯＢＳの高額取引馬かぁ」とかね。今回もそんな嘆きが世間に渦巻くことを期待し、単複の馬券を買って、のんび〜り見ることにしよう。
単��（1点）
複��（1点）
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