オンワードファニーの2016(牡2)美浦・栗田博憲厩舎預託予定
父スウェプトオーヴァーボード(BMS:フォーティナイナー)鹿毛 2016年3月26日生
生産:神島芳仁 募集価格1000万円(2018 HBAトレーニングセール 540万円)
公式HPを確認してみたら、クラブは出資申込状況を随時更新しているようなので、「出資確定」扱いで良いでしょう。で、そのオンワードファニーの2016(牡2)
4次募集も… 中央競馬でも2歳戦も本格始動しているというのに、今さら出資するの?な感が満載ですが。ただ、個人的な事情だがこの世代の出資馬の1頭、フェルヴィド(テーマソングの2016)が繋靭帯炎を患っていて、さすがに繋靭帯炎では競走馬としてはちょっと厳しいだろうし、その補完の1頭。
だけどまぁ、お得意の「ノルマンディーな馬の放置」で馬が繋靭帯炎を患うってのはどういうことなのだろうな…。競馬どころかトレーニングもしていないのに繋靭帯炎て。ちょっと聞かないですけど。
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さて、話しを戻しますか…
本馬は 2018 HBAトレーニングセール上場馬でノルマンディーファームに540万円で落札される。それ以前に昨年、2017年のサマーセールでは主取となり、続くオータムセールで業者が購入していった模様だが…。ま、その辺りの経緯はよくわからないし、いろいろ手垢がついてるみたいだけど、それでもノルマンディーが一貫して生産から育成まで図った馬よりはマトモかもしれないな…。あまり気にしていないですね。
調教VTRと騎乗供覧と両方見たけど、時計も地味で、それ以上に馬が若いというか… なにかまだ馬が走り方そのものをよく解っていない印象。フワフワした感あって、普通、トレーニングセール出身馬というと、ガシガシ詰め込んで馬がその後にガクッとしてしまうのも多いと思うが、そんなパターンとはまた違って、そこまで乗り込みを重ねたようには見えないですけどね…。その意味ではまだまだ馬に奥がありそうな気がして、いわゆる「伸びしろ」が期待出来そうだが…。ま、いずれにしてももう少し乗り込んで、走り方等を理解してピリッとしたトコが出てくるようなら。
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HBA トレーニングセール時測尺
体高159.0cm 胸囲181.0cm 管囲20.7cm 馬体重454kg
募集時測尺
体高161.0cm 胸囲184.0cm 管囲20.0cm 馬体重470kg
サイズ的にはもうこの時期なので。スウェプトオーヴァーボードだし、現在というか将来に渡ってもそんなにハデな数字にはなりようもないでしょう。母は馬格あるタイプですけども。
(下の画はオンワードファニーの2016 配合表)
母は現役時代は中央で1戦だけ消化してソッコーで見切られたか、ホッカイドウ競馬へ転籍。牝馬の割には 480kg〜490kg の数字なので馬格はあったのでしょうね。本馬は母15歳時出産第6仔。少し高齢出産ではあるが前年空胎なのでその辺りは気にしていない。
本馬の祖母オンワードノーブル自身は重賞勝ち馬だが、そこを起点にするとファミリーの成績は「中央で1勝」が3頭いるだけ。で、3頭が揃いも揃ってそれで頭打ちという、正直言って惨憺たる有り様で大不振。これだけ見ちゃうと出資する意欲を喪失するので、見なかったことにしておきます。
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配合は眠気を覚ますほど強烈。
Forty Niner3×2に、Ambehaving≒クリアアンバー4×4のニアリークロス。スウェプトオーヴァーボード産駒で Ambehaving を弄る手法はこれまで成功例多数も、Forty Niner はちょっとキツイなぁ…
個人的な理由・トラウマで、強いインブリードは好まないんですね…
見た感じ、伸びがある体型ではないだろうし、アンバーシャダイ的なしなやかさがONになっているとも思えず、もう Forty Niner のほうでしょうねぇ…。そうなると、Tom Rolfe のパワーで短距離の突進力に期待、というところでしょうか。それでも、3代母オンワードナンシーのところは欧州の傍流血統なので、そこが上手く緩和の役目を果たしてくれれば有難いのだが…
大丈夫なのかな?こんなインブリード。 … 。 ま、高い買い物ではないので、飲み込みますけど。
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繋靭帯炎のフェルヴィドの代役なのでね、なにか高望みするわけではないし、とりあえずは無事に頓挫することなくデビューすることが希望。ま、本馬なりに頑張ってくれれば。
おしまい。
※個人の感想文であり、妄想です。
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